特定不能の何か

医学と社会保障、国家、人生、感じたこと.

人に惚れるということを初めて体験する

 実は先週いっぱいは夏休みだった.とはいえ,実家の法事などで気を使って,後半はあまり気が休まらなかったのだけれど.そして,今日は久しぶりに職場へ出勤した.

 これまでわずかながら記事を書いてきたが,ゲイを自認したのはこの1週間以内である.つまり,そういう自認のもとで初めて職場へ出向いたわけである.
 すると,恐ろしいことに,同僚,後輩,上司,そのうち男性が全て性的対象の範疇に入り,自分の中で評価されるのである.ごく自然に,この人はありかなしか,ということを,同性に対して抱く.上司には明らかにタイプが多いので,年上・頼り甲斐のある人に惹かれるのがありありとわかる.そしてその自己嫌悪に苛まれるのであった.

 

 話は変わるが,先日 9mon というゲイ出会い系アプリを使い始めた.居住地が近い方にいろいろとアクションを送り,できれば会ってみたいと思ったからだ.出会い系なので,顔や体(これはゲイに特異的だと思う)をアップしていて,好みのタイプを選ぶ.自分自身,顔や体には自身がないが,割としっかりした趣味や,経済的安定性があるので,何らかの形でマッチングはすると思っている.その中で,まだオンライン上ではあるが,笑顔の素敵な方に出会った.メッセージを交換しあってお互いのバックグラウンドなどを確認し,今度会う約束となった.
 これは,人生初の感覚だが,その人のことを思うと胸が苦しくなる.明らかに私は,彼に惚れていると思う.これまでに,女性と交際経験があるにもかかわらず,初めての感覚である.