特定不能の何か

医学と社会保障、国家、人生、感じたこと.

家族と思って仕事をする

 今日は,地域の急病センターでの外勤をした.風邪などの軽症をとりあえずみて,必要があれば救急病院へ送る立場.

 自分の所属の病院かかりつけの方が来られて,どうしてこんな設備もないところに受診するんだろうと思ったら,「かかりつけ(自分の病院ですが)の救急を受診した時に,嫌そうな顔をされた」とのことでそちらにはいかないよう心がけておられるとのことだった.

 社会人としてのはじめの2年を過ごした施設では,救急センターのボスがよく,「自分の家族をぜひ受診させたいと思う診療をしなさい」と言っていたけれど.この仕事をしていると,どんどん一般の患者の気持ちというのは失われていく.

 人に優しく,病気に厳しく.

 不安に寄り添えるようになりたいと改めて.