特定不能の何か

医学と社会保障、国家、人生、感じたこと.

コミュニケーションの落とし穴

 今日は忙しい夜勤です.

 専門家と一般が,同じ職場に混在しているようなところなのですが,私は若手でもあり一般的な対応を中心に,必要な時に専門家に打診するという形で仕事をします.

 「専門家同士の架け橋」というと聞こえはいいですが,たいていその架け橋役というのは,往々にして専門家同士の軋轢に巻き込まれ,苦しむことになるんですよね.

 まさにそういうことが今晩も起こり,後輩をそれに巻き込むわけにいかないと思って私が対応したんですが,酷く疲れました.

 

 職場やチームにおけるコミュニケーションは,大変やりがいのある仕事だと思いますし,うまくコントロールできるようになると,まるでチームや仕事の動きが自分のコントロール下にあるように,見事にことが進む様を目撃できます.それはまさに快感ですけど,どうやってもうまくいかないと言うことも当然あります.

 落とし穴を避ける方法を考えましたが,正直思い浮かびませんでした.はまってしまうと相手の怒りを買って,怒りのスイッチが入るとどう弁明しても悪いスパイラルにはまりこむのがお決まりです.なので諦めて,怒りのエネルギーが尽きるのを待ち,目の前の仕事をこなすように動くのみです.

 

 苦しい仕事だったですが,後輩がこういう苦しさを目の当たりにして,解決法がなく,回避不能な事故と思って,心を無にして対応するよりないと,早めに諦めて(あまりまともに取り組まないようにして),そこから早々に立ち去る立ち居振る舞いを学んでくれるといいなと思います.

 コミュニケーションの齟齬による事故と,その責任を負わされるのって,結構な心的ダメージになる気がしますから,まともに取り合わないことが大切なように思います.

 

 なんだかすっきりしませんが,あまり考え込まずに忘れちゃおうと思います.