特定不能の何か

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USB Type-C が世界を覆い尽くしてほしい

 ThinkPad X1 Carbon を買った。

 別にこの PC に限ったことではないのだけれど(Mac もそうだけど)、最近のラップトップコンピュータには、接続端子として USB Type-C が用意されるようになってきた。ちょっと昔、iPhone に Lightning 端子が使われるようになったとき、その裏表のないところに感動したのだけれど、Type-C も同様、端子の裏表というものがない。これが素晴らしい。

 Type-C は、裏表のなさというメリットの他に、今まで看過できなかった問題点を解決してくれた。それは、昔ながらの電源用 DC ケーブルからの脱却である。どんなにきっちり収納しても、どうしてもぐちゃっとなるケーブルに嫌気が差している人は少なくないのではないだろうか。

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▲これは、Sony VAIO の DC ケーブル。

 

 ThinkPad にも同様のケーブルは付属している。けれど、USB Type-C は給電にも使えるので、Type-C / Type-C ケーブルと、PD (Power Delivery)対応の充電器があれば、この古めかしいかさばる充電ケーブルからおさらばできるというわけです。

 安心と信頼の Anker 製の充電器とケーブルを買った。

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 これならかさばらない。充電器が白でケーブルと本体が黒なのがいけてないが、充電器の色の制約上仕方ない。

 

 USB-A は長い歴史の中で重要な役割を果たしてきて、Micro USB などといったマイナーチェンジで工夫してきたが、Micro 化したことによる裏表のわかりにくさの増強に世界の生産性の 0.1 % が浪費されていたと思う。USB Type-C の出現により、世界はついに端子の裏表問題とダサい充電ケーブルから逃れることができるというわけだ。

 役目を終えた USB-A には現役引退していただき、一刻も早く Type-C による世直しが図られることを強く望む。